本日からは、埼玉県行田市内のA宅屋敷林に設置したMMS8号機の試験運用2か月間のデータについて解析した結果を報告します。
まずは、親機からSigfox中継機までの送信回数です。下記の表に、送信間隔別に回数と、その特徴(時間帯等)を示しました。 送信回数の総数は970回となり、間隔の多い順では、1:06~07が424回、33分が201回、2:12~13が103回となりました。送信間隔が3時間以上のケースでは、1回だけの記録がほとんどであり、13:17と13:49が各2回記録されているのみです。最も送信間隔が長かったのは、9/2の午後1時頃から、20:53の間、未送信の時間帯がありました。熊谷のアメダスデータから推測すると、前日の9/1から日照時間が非常に少なくなり、ソーラーパネルの発電量が低下して、キャパシタの充電量が減少したことが原因かもしれません。
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M宅設置の7号機親機には気圧センサーが格納されています。7/22~9/22までに送信された回数は3,302回、最低を示した数値は993.9hpa、最高を示した数値は1,022.3hPaとなり、平均は1,007.6hPaとなりました。下記グラフの青色グラフとなります。
比較の為に、M宅の行田市に最も近い熊谷での気象庁アメダス観測データから気圧データを入手してみました。データは、7/22の15時から9/22の15時までの1時間ごとの数値となります。下記グラフのオレンジ色グラフとなります。データ数は、1,489回となり、最低を示した数値は991.6hpa 、最高を示した数値は1,021.5hpa なり、平均は1,006.4hpa となりました。 下記グラフに示しました通り、気圧については、MMSとアメダスデータとの観測範囲に大きな違いはみられませんでした。 M宅設置の7号機親機には湿度センサーが格納されています。7/22~9/22までに送信された回数は3,302回、最低を示した数値は31%、最高を示した数値は81%となり、平均は59.9%となりました。下記グラフの青色グラフとなります。
比較の為に、M宅の行田市に最も近い熊谷での気象庁アメダス観測データから湿度データを入手してみました。データは、7/22の15時から9/22の15時までの1時間ごとの数値となります。下記グラフのオレンジ色グラフとなります。データ数は、1,489回となり、最低を示した数値は25%、最高を示した数値は99%なり、平均は75%となりました。 アメダスでは湿度85%以上が観測されているにも係わらず、MMSでは湿度85%以上は送信されていないことから、親機に設置した大型のプロテクティブベントによって湿度が調整されているのかもしれません。 M宅設置の7号機親機には温度センサーが格納されています。7/22~9/22までに送信された回数は3,302回、最低を示した数値は15.2℃、最高を示した数値は47℃となり、平均は31℃となりました。下記グラフの青色グラフとなります。
比較の為に、M宅の行田市に最も近い熊谷での気象庁アメダス観測データから気温データを入手してみました。データは、7/22の15時から9/22の15時までの1時間ごとの数値となります。下記グラフのオレンジ色グラフとなります。データ数は、1,489回となり、最低を示した数値は15.2℃、最高を示した数値は40℃となり、平均は26.7℃となりました。 アメダスデータにない41℃以上をMMSでは観測していることから、親機内が外気より若干高い温度に上昇している可能性が確認されます。 M宅設置の7号機親機からの加速度センサー値(傾き)は、下記の右グラフに示しますように、「8.9」と「9」で占められ、「8.7」は1回のみとなりました。左には、親機の画像を示しました。送信回数は、3,302回となりました。
子機には樹木の傾きを感知する加速度センサーが格納されています。この子機からの送信(親機での受信)回数は、3,184回となりました。118回は子機から未送信(親機での未受信)となりました。下記左に、M宅設置の子機画像、右に送信したセンサーデータの数値、回数、割合(%)を示します。数値「6.7」と「8.1」で全体の96%を占めました。
今年7月22日に埼玉県行田市内のM宅に設置したMMS7号機は、15:32から送信をスタートし、昨日、22日の15:30をもって2ヶ月の試験運用を達成しました。本日から、送信間隔、回数、各センサーからのデータ、気象庁アメダスデータとの比較等を実施した結果についてご紹介します。
まずは、親機からの送信間隔、回数、出現した日時等について報告します(下記の表をご覧ください)。7/22,15:32から、9/22,15:30までに、合計3,302回送信しています。なお、途中で親機からの送信が失敗したケースはありませんでした。また、送信間隔が18時間(h)8分(m)、6h56m、4h1m、2h56m、2h36mのケースがそれぞれ1回ありますが、それ以外は、ほぼ想定した範囲での送信間隔となっています。 今年7月22日から、埼玉県行田市内の2箇所に設置したMMS(見ま森さま)7と8号機ですが、本日で2ヶ月連続運用を達成することができそうです。5月頃に試験運用した初号機から、かなり改良しましたので、親機内の温度上昇もかなり抑制することに成功しました。
下記に、各MMSからのセンサー情報をグラフ化したものを示します。また、これから、各号機のデータ解析と、近郊の熊谷市内設置のアメダスデータとの比較等について行います。明日から、順次報告致します。 宮崎県に用事があったので、宮崎市内での無断伐採(盗伐)被害を訴える記事や関連するブログ等で書かれている地名を頼りに、伐採跡地があるかどうか徒歩で探索してみました。
最寄りの駅で下車後、地名が書かれている方向に歩き出すこと、約10分くらいで、まず最初に見えてきたのが、下記の写真左です。小高い山の斜面一部が伐採されているのがわかります。斜面の途中には残材が放置されているのが見てとれます。もちろん、所有者に無断で伐採が行われて場所かどうか未確認です。 その後、しばらく道なりを歩いていくと、今度も先ほどと同様に、小高い山の斜面の樹木が伐採されたような跡地を見つけることができました(写真右)。近づくと、斜面の下のほうが崩れたのか、土木工事が実施されていました。こちらも、無断伐採かどうかは未確認です。 |
Author井内正直 Archives
September 2022
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