なぜ森林IoTに取り組んだきっかけとして、まず我が国の森林の保全・管理の現状についてご紹介します。
地球温暖化対策の一つとして、光合成による二酸化炭素吸収源として、また資源として活用することで、カーボンニュートラルの観点から二酸化炭素は循環すること、他にも水源涵養、土砂災害防止等の多面的機能を有する等、森林は重要な役割を担っています。 しかし、林業の不振、林業従事者の高齢化と減少、森林所有者の不在村化、所有者不明森林の増加等、十分な保全や管理ができない森林が増えています。 日本森林学会会長の黒田先生(神戸大学)は、会長就任あいさつで、「資源利用しない原生林を除く人工林以外の森林も、資源利用なしには森林の持続性担保は難しいこと等を、今一度意識する必要がある」と指摘しています。 森林IoTが上記課題解決に寄与できないものか。研究開発状況を次回ご紹介します。
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Author井内正直 Archives
December 2024
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