2018年6月16日(土)、17日(日)の2日間にかけて上智大学にて開催された「森林と市民を結ぶ全国の集い2018 in 東京」(参加者数延べ250人)の報告書が先週公表されました。https://www.moridukuri.jp/forumnews/180905.html
6月16日は、基調講演:関係人口をつくる ~ 変わりはじめた「山」・「ひと」・「街」~、講演者:田中輝美(ローカルジャーナリスト)と、パネルディスカッション:これからの「森林」と「市民」の関係が行われました。 6月17日は、4つの分科会が開催され、1.癒す:都市住民が求める「森の居心地」を探る(樹木葬、森林療法、タイニーハウス/トレーラーハウスの事例を通して森林空間の魅力と可能性を探ります。)、2.活かす:森の資源活用の「今」を知る(多様化する森の資源活用形態の「今」を知り、その変化について山、ひと、街の視点から今後の可能性と、私たちにできることが何かを考えます。)、3.暮らす:山村の価値を世界に開く(自然と共生する山村の暮らしの現代的価値を見出し、ライフスタイル発信、持続可能な事業化に第一線で取り組む方々と語り合います。)、4.育む:フォレストラーニング ~森に学ぶ~(子どもたちの感性や情緒を育てる自然体験。森林環境教育の最先端を行く事例とこれからの課題を学び、さらなる拡がりについて考えます。)で議論が交わされたようです。 残念ながら、参加できませんでしたが、2で発表されたいわき市森林組合代表理事組合長田子英司さんの発言に「森林組合職員に、高性能作業機械を導入しながら、森林所有者に何も還元できないのはおかしいと呼びかけた」とあります。還元とは、もちろん金銭的な意味が大きいでしょうが、森林IoT「見ま森さま」により、金銭的なもの以外の価値を提供することができれば、さらに還元が大きくなるかもしれません。
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Author井内正直 Archives
December 2024
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