平成30年版情報通信白書によると、「少子高齢化やそれに伴う人口減少は、我が国経済・社会に大きな影響を与える可能性があり、この課題に対して、近年更なる発展を遂げているICTにより人・モノ・組織・地域などを「つなげる」ことで、デジタルトランスフォーメーションが進展し、課題を解決するための新たな価値創造を図り、持続的成長を目指すことが考えられる」とあります。
我が国の森林に目を向けますと、間伐等の管理が十分に実施されていない人工林の増加が土砂災害等につながるとして課題となっています。都市住民が増えたことや、森林を所有している人が都市に移り住むことにより、森林との関係性が希薄になったことも原因の一つかと思われます。 グーグルマップ等での航空写真や人工衛星画像の公開により、森林を上空から見ることが容易にできるようになりましたが、当然ながら見ている森林が十分に管理されているのかどうか、十分に成長しているかどうかはわかりません。 そこで、森林と人々をIoTでつなげることができれば、森林への関心が高まり、国民全体での森林を管理していく機運が高まるのではないかと考え、森林IoT「見ま森さま(MMS)」の研究開発、行田市内屋敷林での試験運用を続けています。来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。(下記グラフは、行田市内M宅設置MMSデータ取得状況です)
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Author井内正直 Archives
December 2024
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