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今後の民有林人工林の蓄積量はどうなるのか

24/11/2018

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昨日、森林資源の調査年次ごとの民有林人工林(個人や企業等が所有する私有林の他、市町村や都道府県が所有する公有林で地域森林計画の対象森林の内、スギやヒノキ等の人工林が該当)の蓄積量についてグラフで示しました。平成29年では、11齢級と12齢級の蓄積量が多くなっています。それでは、今後、蓄積量はどうなるのでしょうか?
下記グラフの上に、これまで3回(H19.24.29)の同じ民有林人工林の面積がどう変化したのかを計算した結果を示します。例えば、H19年の9齢級だった民有林人工林が、H29に11齢級になった際に、その面積がどれくらい変化したのかを示しています。H19年に9齢級だった民有林人工林が、それから10年の間に伐採されて新たに植林されると、その分、H29の11齢級は少なくなります。
これを見ますと、10⇒12齢級までは、かなり面積が減少しますが、11⇒13齢級から一気に減少が少なくなります。この傾向が今後も続くと仮定すると、H29の11齢級と12齢級の民有林人工林の面積が一気に減少することはないでしょう。そのため、成長にともない蓄積量は増加することが予想されます。
ただし、下記グラフの下に示しますように、民有林人工林の面積当たりの蓄積の増加量は、7⇒9齢級になるころから減少し始めますので、蓄積量の伸びは若齢級の時より低下するものと考えられます。
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    Author

    井内正直
    アイオーネイチャーラボ株式会社 代表取締役
    森林IoT推進協会代表
    千葉大学大学院
    非常勤講師
    博士(学術)

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