最新のLPWA通信技術「Sigfox」を利用して、屋外の過酷な環境に設置した森林IoT機器(MMS:見ま森さま)で感知した各種センサーデータ(傾き、温度、気圧等)の継続受信が可能かどうか、また、太陽光発電による自立運転が可能かどうか等を検証するために、行田市内でMMSの試験運用を継続しています。
センサーデータの送信に太陽光発電からの電力を利用していることから、太陽光発電が十分に機能している場合には、送信頻度を高め、そうでない場合には、送信頻度を低く設定してあります。そこで、行田市に最も近い熊谷設置アメダス情報の日照時間との関連についてみてみました。下記に、低照度対応の太陽光発電に変更したA宅の2つのMMSの送信回数と日照時間をグラフにしました。 林縁樹木に設置したMMSでは、日照時間との関連性は高く、両者の相関係数は0.85となりました。但し、曇りでも十分に発電し、送信していることがわかります。林内樹木に設置したMMSでも、日照時間が少ない日でも十分に発電し、送信していますが、林縁樹木設置に対して、やや送信回数が少ない日がみられます。雲量が多いと林内は暗くなる等の影響かもしれません。
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Author井内正直 Archives
December 2024
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