これまで紹介したIoTを活用した森林火災探知システムに関する研究論文11編の国別、研究開発段階、センサー種別、マイコン(コントロール)、ゲートウェイまでの通信方式について整理してみました。本日は、国別×研究開発段階、センサー種別について、まとめてみました。下記に表及びグラフを示します。
前述した通り、インドの論文が4編ありますが、IT技術であるIoTを森林火災探知に利用するためのコンセプト設計段階にとどまるものがほとんどで、実際の森林環境での通信試験等はこれからのようです。インドネシアとスペインは、森林火災が多発していることを背景に、研究開発は実用化手前まで進んでいる印象です。 搭載されている(予定)センサーは、温度が最も多く、火災と記載されたセンサーも基本的には温度を感知して判断していることから、すべての論文で、温度により森林火災を探知することを基本的な考え方としているようです。さらに、次に多い湿度により、発生可能性(乾燥)も合わせて探知するシステムとしていると思われます。また、CO、CO2のガスセンサー設置も半数近くを占めています。
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Author井内正直 Archives
December 2024
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