「第22回 森林と市民を結ぶ全国の集い2018 in東京」には出席できませんでしたが、それと連携開催されたソフィアシンポジウム「SDGsの実現に向けて:森の生態系サービスを生かした持続可能な地域づくり」に参加してきました。上智大学大学院地球環境学研究科の授業の一環として行われたようで、その学生が多く出席していました。内容は、2つの基調講演と6名によるパネルディスカッションの二部構成でした。
基調講演の一つ目で、国連森林フォーラム第12期議長であったピーター・ベッソ―から、「SDGs・国連森林戦略計画の実現に向けて。生態系サービスを生かした持続可能な地域づくりをどう進めるか―モデルフォレストの20年+の経験から」と題した講演があり、世界各地で取り組まれている「モデルフォレスト」を事例に、森林の持続可能な管理・経営のためには、パートナーシップが重要であることを訴えていました。公開された報告書では、「特に、地元の協力、高度な政策立案者の関与といった一部の人々による参画だけではなく、世界中の多様な人々が何らかの形で関わることが重要である点、その際には、誰といつ、どのように、いつまでに対話をしていくのかに留意することが重要である点を指摘した。」とまとめてあります。 インターネットで世界中の情報をリアルタイムで知ることができますので、森林IoTを世界中に設置することができれば、世界中の様々な人々が森林の持続可能な管理・経営に参画することができるかもしれません。なお、当日頂いたSDGsのクリアファイルがSDGs実現の切迫感を強く感じさせるものでした。下記に写真を掲載致します。
0 Comments
Leave a Reply. |
Author井内正直 Archives
December 2024
Categories |